組織をもっと活性化したい。全社の組織力を高めて人員構成をスリムにしたい。これは経営にあたる人の基本的な願いです。それを、報連相のレベルアップという切り口から取り組んでみよう、という経営者や経営幹部の方が増えてきました。
報連相のレベルアップに取り組む場合、これまでは、やり方をどうするのか、ルールをどのようにするか、という「手段」に直行して対処することが多かったように思います。
しかし、大切なのは「目的」なのです。
何のために報連相をレベルアップしようとしているのか、原点(目的)にかえることが大切です。
そうすると、報連相に着目する手段がよいのか、他により適切な方法があるのか、無いのか・・手段を一段高い視点から評価・選択することができます。目的を明確にすることによって、自社の実態にあったやり方が生まれてきます。
また、報連相のまずさに起因すると思われるトラブルが発生しているとき、社内の人達を対象に手を打ったりルールを作るだけでは問題が解決しないことがあります。その場合、もしかしたら、重要原因の一つが経営者自身或いは、人事部門自身にあるかもわからないと、自己も含めて原因を考えてみることも必要ではないでしょうか。

Copyright (C) 2007 業績向上につながる社員研修.com All Rights Reserved.
※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。