目標は目的達成の手段

目標は目的達成の手段

目標を明確に把握することの大切さは、多くの方が新人研修などで習ったことだと思います。一方、目的という言葉は、あまり耳にしていないかもしれません。しかし、目標と目的を混同しないことが、仕事の進め方の重要なポイントです。

目標と目的はどちらも大切ですが、目標とは「期日のある、到達地点」です。「いつまでに、どれだけ」という形で示されます。目的は「その目標の意味」です。「何のために、今月末までに、これだけやり遂げなければならないのか」というように、目標(期日・数字)の意味を明らかにするのが目的です。

上司から指示を受ける場合にも、メモしたりして指示内容(目標)を正確に把握するのは当然ですが、大切なのは指示の目的をつかむことです。わからなければ、「ご指示の目的は、〜でしょうか?」と、質問をしてでも明確に理解する必要があります。

入り口で「指示の目的」がわからなければ、仕事の途中で判断できませんので、いわれた通りにしか動けません。そうなれば、出口の報告は当然見当違いのもになります。
「目標は目的達成の手段なり」という名言があります。目標と目的の違いを簡潔に言い表しています。